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2018.08.09

暑い夏を乗り越える!栄養素と料理のコツ

みなさんこんにちは。毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
8月を迎え、いよいよ夏本番です。しかし、これからの暑い時期、心配なのが「夏バテ」。「全身の疲労感」「イライラ」「食欲不振」「無気力」など、このような症状はありませんか?
夏バテは、夏の暑さに対応するために体が無理をしたり、この時期の湿気や気温の急激な変化に体のリズムがついていけずに自律神経の働きが鈍くなることから起こります。

夏バテの要因はこの4つです。

  • 高温多湿による体力の消耗
  • 栄養不足とアンバランス
  • 睡眠不足
  • 脱水

そこで今月は、夏を元気に乗り切るために役立つ栄養素と食欲を増進させる料理のコツをご紹介します。

【オススメの栄養素】

ビタミンB1
夏バテはビタミンB1不足によって起こりやすいです。ビタミンB群やビタミンC、ミネラルは水に溶けやすく、汗や尿とともに失われてしまいます。ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変えるとともに老廃物を代謝して、疲労を回復させてくれる働きがあります。また、食欲を増進させるので、食が進まない人にもおすすめです。

アリシン
エネルギーを持続させる働きを持っています。また、ビタミンB1はアリシンと一緒に摂取すると吸収が良いとされています。香味野菜特有の香り成分であり、食欲増進効果もあります。

クエン酸
疲れの元である疲労物質を分解し、体の外に排出する働きがあります。また、体内にクエン酸を取り入れることで、胃液の分泌や胃の活動が促進され、食欲増進へと作用します。クエン酸とビタミンB群を摂ることで、お互いが協力しながら、効率よくエネルギーを産生します。

【多く含まれる食品】

ビタミンB1
豚肉(特に赤身部分に多い)、玄米、胚芽精米

アリシン
にんにく、ニラ、玉ねぎ、長ねぎ、らっきょうなど
(熱に弱くて水に溶けやすい成分なので、生のまま薬味として使うようにするのがおすすめです。)

クエン酸
レモン、グレープフルーツ、いちご、キウイなどの柑橘類や酢など

【食欲を増進させる調理のコツ】

  1. レモン、梅干し、酢などで酸味を利かせる
  2. だしを利かせる
  3. ショウガ、ニンニク、シソなどの香味野菜を利用する
  4. カレー粉やチリパウダーなどの香辛料を効かせる
  5. 時には熱々の物や、逆に冷えた冷たい物など料理の温度に変化を付ける

食事と日常の生活に気をつけ、暑い夏を元気に乗り切りましょう♪